ATM 先端をサプライズに

イタリアのメロディック・パワー・メタル・バンドの’09年1st。

時期的に最もメロパワが死んでいたような時期ですが、この作品は正にメロパワ黄金期サウンドをそのまま再現したような作品。

Tr.1から「Eagle Fly Free」彷彿の明るクサい歌メロで疾走する名曲。

サビの爽やかなメロディにやられる方は多いことでしょう。

この当時はメンバーが3人で、ドラムがおらずツイン・ギター編成。

片方は(G,B,Key)と多くを担当。

なかなかテクニカルさのあるギター・ソロもGood。

トリッキーさがありつつもどれもきちんとメロディアスに仕上がっているのも素晴らしいところです。

総合的な疾走感は高めで、全10曲中ストレートな疾走ナンバーがTr.1、4、7。

アップ・テンポ・ナンバーがTr.2、3、9で、Tr.9は2バス連打かつ間奏で高速疾走パートもアリ。

そこにミドル・テンポの勇壮なインストTr.5などをウマく挟んで曲の配置のバランスもGoodな1枚。

通して聴くのが苦にならない仕上がりです。

ヴォーカルこそ可も無く不可も無しですが、エモーショナルな歌唱とハイトーン・シャウトはまさにメロパワの王道と言えます。

急な展開があったり、変拍子を使ったりなどのイタリアン・メロパワっぽい変に捻くれた要素もなく、割と爽やかなメロディの疾走ナンバーと、哀愁のナンバーを程よく混ぜたジャーマン・メロパワ直系なサウンドが魅力的な1枚です。

HELLOWEENや、同じくジャーマン系直系のHEAVENLYなどが好きな方に聴いてみてほしい1枚。

・盤質：S その他状態：デジパック イタリア メロディック・パワー・メタル’09年 1st 【規格番号：US CD-094】輸入盤 【時期的に最もメロパワが死んでいたような時期ですが、この作品は正にメロパワ黄金期サウンドをそのまま再現したような作品。

Tr.1から「Eagle Fly Free」彷彿の明るクサい歌メロで疾走する名曲。

総合的な疾走感は高く、ミドル・ナンバーをうまく挟んだバランスに、エモーショナルな歌唱とハイトーン・シャウトもまさにメロパワの王道と言えます。

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