怠けてなんかない! ディスレクシア〜読む・書く・記憶するのが困難なLD [ 品川裕香 ]

   

ディスレクシア〜読む・書く・記憶するのが困難なLD 品川裕香 岩崎書店ナマケテ ナンカ ナイ シナガワ,ユカ 発行年月:2003年11月 ページ数:247, サイズ:単行本 ISBN:9784265801268 品川裕香(シナガワユカ) 1964年兵庫県生まれ。

早稲田大学法学部卒業。

出版社に12年間勤務したのちに特立。

日本子どもの虐待防止研究会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 ボクはどうして勉強ができないの?ーさまよい続けた暗い森の中で、本人たちが見つけたひとすじの光(小学3年生でディスレクシアとわかるが、だれも効果的な指導方法を知らない。

二次障害に苦しんだ末、退学。

曲作りに新しい日々を賭ける/ディスレクシアでよかった。

そのおかげで不登校になり、不登校のおかげでパソコンを知り、自分の進む道が見つかった ほか)/第2章 読めない書けないは育て方が悪かったせい?ー子どもの可能性を見つけるまで続く親の葛藤(目も見えるし、耳も聞こえるのに、読み書きができない。

育て方、家庭環境のせいと言われ、死を思った日々/読み書きが上達しない息子に悩む母と特訓する父。

胃けいれんと下痢に苦しんだ息子は中1でアメリカ留学を決意 ほか)/第3章 ディスレクシアに対する現場の対応ー現状で子どもたちを支援できる方法(専門機関にできること『大阪医科大学LDセンター』/民間機関にできること『神戸YMCA』 ほか)/第4章 そもそもディスレクシアってなに?きちんと理解しておきたいディスレクシア(ディスレクシアについて聞きたいことなんでもQ&A/アメリカのディスレクシア教育事情) 知的能力には問題がなく視覚・聴覚機能もOK。

それなのに生まれつき、読んだり書いたりすることが難しい…そう、彼らが抱えているしんどさが「読み書きのLD」つまり「ディスレクシア(読み書き困難)」の症状なのです。

学校では「能力があるのにできないのは怠けているから」と責められます。

親も「やればできる」と本人を追い立てますが、そのうち「これだけやってもできないのは育て方を間違えたから」と自らを責めてしまう。

何より当の本人が「努力が足りないから自分は読み書きができないのだ」と思い込み、やがて成果が出ないことに傷つき「何をやってもダメなヤツなんだ」と苦悩する…。

本書で紹介するディスレクシアの人・親御さんたちは、長い長い間、暗く深い森をさまよいました。

でも、諦めなかった。

何度挫折しても、出口は必ずあると自らを奮い立たせてきて…そして見つけたんです。

生命がきらめく生き方を。

本 人文・思想・社会 教育・福祉 教育 人文・思想・社会 教育・福祉 障害児教育

  • 商品価格:1,404円
  • レビュー件数:7件
  • レビュー平均:4.71(5点満点)

品川 関連ツイート